さてこのたび

施術をしてくださった

理学療法士さんは

南アジア系ニュータイプ。

 

私の体を

揉んだり伸ばしたりしつつ

「Norizoさんは

お通じに問題はあるかしら?」

 

「特に問題は感じませんね」

 

「あら、そう・・・」

 

「はい」

 

「お水、しっかり

飲んでいらっしゃる?」

 

「はあ、結構飲んでいます」

 

「・・・あら、そう・・・」

 

その時理学療法士さんは

私の腹部を触っていたので

「あ、私が乾燥肌だから

水分摂取が足りないと

お考えになったんですね」

 

「ええ、まあ・・・

水分補給は大事よ、

お通じもそれで

よくなりますからね」

 

これは私はもしかすると

『会話の糸口』の構築

失敗してしまったのかも

しれない、それはよくない。

 

というわけで私は笑顔で

「ただ私はお茶を

よく飲むんですよね。

お茶はカフェインが

含まれるからよくない

という説もありますよね」

 

理学療法士さんは

わが意を得たりとばかりに

「そう、そうよ、お茶よりは

お水をおすすめします。

『デトックス・ウォーター』って

試したことはありますか?」

 

「デトックス・ウォーター?」

 

理学療法士さん曰く

デトックス・ウォーターとは

水の中にレモンだとか

ショウガだとかスイカだとか

ミントだかを入れてしばらく置き

その液体部分を飲むものだそうで

・・・私、そういうの、

あんまり興味ないんですよね・・・

 

水とは別にレモンとかスイカを

摂取するほうが好きというか・・・

 

それでもほら大人ですから!

 

適度な関心を示して

話を聞いていた

つもりだったのですが

やはりあちらもプロ、

もしくはニュータイプの直感、

私の反応の悪さに気づいてか

「もし冷たい飲み物より

温かい飲み物がお好きな場合は、

そうですね、『クミン茶』など

いかがかしら、ご存知?」

 

鍋を火にかけてお湯を沸かして

そこにクミンをちょっと入れて

お湯が半分になるまで煮詰め、

茶こしでこしたものを飲む。

 

 

 

 

「ゆっくり飲むのが大事です」

 

「馬のようにガブガブ

飲んではいけませんか」

 

「少しずつ飲んで、

自分の体がどう反応するかを

自分で感じるのが大事です」

 

「ああ、なるほど・・・」

 

私、そういう話の方向

(『自分の体の声を聴こう』系)も

あんまり興味ないんですよね・・・

という私の心を察してか

理学療法士さんは言葉を継いで

「クミンだけではなく、

台所にある他のスパイスを

同じように利用して

お茶を作ることができます。

なんでもいいんです、

自分の体に合うお茶を飲んだら

身体の反応で絶対にそれは

ご自分でわかりますから」

 

「それはたとえば

ハーブでもいいんですか?」

 

「ええ、ハーブでも

よろしいのよ。ミントですとか

シナモンですとか・・・

あとアジノモトですとか・・・」

 

「ア、アジノモト?」

 

 

私の突然の大きな反応に

理学療法士さんは驚いた風で

「え、ええ・・・

アジノモト・・・

わかりますか?」

 

「わかります、アジノモト、

アジノモトってあれですよね、

グルタミン酸ですよね?」

 

「そう、そうです、

よくご存じですわね・・・」

 

「はあ、あの、私は日本、

アジノモトの故郷、いわば

アジノモト・カントリーの

出身ですから!ただ今まで

アジノモトをお茶として飲む、

という使用方法は

聞いたことがなかったので」

 

これは偏見かも

しれないんですが、日本で

『デトックス』とか

『スパイス茶』を好む人にとって

『アジノモト』はむしろ

敵の本丸みたいな

位置づけじゃありません?

 

私はこの時瞬間的に

というか反射的に

「この理学療法士さん大丈夫か」と

思ってしまったのですが

家に帰って夫(英国人)と

こちらの件について話をしたら

「それは我々英国人が

寒い日にお湯に

ビーフキューブを

溶かして飲んだり

日本人が二日酔いの朝に

お味噌汁を飲んだりするのと

同じ理屈なのではありませんか」

 

「・・・ああ!そうか、

てっとり早い旨味、

出汁ということか・・・!」

 

これが味の素ではなく

「昆布を煮詰めたお湯」とか

「鰹節を煮出した液体」とか

言われたなら私は素直に

その指示に従った気もする・・・

 

実際時々『茅乃舎だし』を

出汁のまま飲むこともあるし・・・

 

 

 

 

でも味の素ですよ・・・?

 

もしかすると数年後、

海外から日本へ向けて

『アジノモト・ティー』の

逆輸入が起きるのかもしれません。

 

お洒落健康飲料としての味の素茶。

 

・・・この理学療法士さん、

大丈夫・・・ですかね?

 

 

これがオールドタイプの限界か

 

数年後に味の素茶が

世界的に人気を博したら

面白いですよね

 

いや、味の素茶はないでしょう、

とつい思ってしまうアナタも

すでに味の素茶を

楽しんでいらっしゃる

ニュータイプのあなたも

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腰痛改善のため

通い始めたオステオパシー

4回目の施術は

理学療法士さんが

担当してくださいました。

 

ものすごく丁寧で

優しい喋り方をする

小柄な南アジア系の女性。

 

「今のご自分の状態を

Norizoさんはどの程度

ご存知でいらして?」

 

「え?えーと・・・

オステオパシーで

刺激できる部位よりも

さらに深い部位を今日は

理学療法士の先生が

刺激してくださると聞いて・・・」

 

「そう、その通りよ。

それはオステオパシーの先生が

Norizoさんの筋膜を正しく

緩めてくださったからこそなの。

張りつめていた筋膜が

緩んだ今だからこそ

私の施術の効果がより深く

出ると考えられるのです。

筋膜。おわかりになるわね?」

 

「あっはい」

 

「ではお洋服を脱いで頂戴」

 

「はい」

 

「お嫌でなければ

上だけではなく下も。

下着はそのままで結構よ」

 

それでまずはわが脚の

稼働域を調べる、みたいな

動きから施術が始まり

「わかりました、

Norizoさんの関節、つまり

骨に問題はありません」

 

「それは一安心です」

 

「ええ、私も嬉しいわ。これで

筋肉の状態改善に注力すれば

よいことになりましたからね」

 

「はい、お願いします」

 

で、こちらの理学療法士さんが

その小柄な体格からは

想像できない程の

強めの揉みこみを

実行してくださいまして

「Norizoさん、こちら痛い?」

 

「・・・えっ・・・ええ、

まあ・・・痛いというか

効いているというか・・・

ハイ痛いです」

 

「大丈夫、その痛み、

私にもわかっているわ」

 

それでまあ私は現在肩も

凝っているらしいんですが

(その自覚はあまりなかった)

まずは腰の痛みの原因は、

という話になって

「左腰が痛いだけでなく

左側のお尻と膝にも張りを

感じていらっしゃるわね?」

 

「そうですそうです」

 

「Norizoさんの場合

痛みは筋肉が

弱い部分に出ているわ。

対処法となる

トレーニング方法を教えます」

 

で、その

トレーニング方法というのが

筋トレというより

もはやリハビリで。

 

まずは筋肉があるべき部分に

力を入れて筋肉の

存在を感じましょう、みたいな。

 

そしてその部位は

腰というより臀部。

 

「・・・先生、嘘かと

思われるかもしれませんが

私は一時筋トレにはまり

指導資格も取っているのですが」

 

「まあ素晴らしいわ」

 

「勿論先生に比べたら

筋肉知識においては

素人同然なことは認めますけど、

でもこれ、臀筋を

鍛える動きですよね?」

 

「その通りよ」

 

「私はその、臀筋を

使い過ぎているから

お尻に張りが生じて結果

膝と腰に影響が出た、

くらいに自己判断して、

それで臀部のストレッチ

この半年間

力を入れてきたのですが」

 

「・・・Norizoさんが

お尻に感じていた張りは

張りというより疲労感です、

何故なら他の筋肉に比べ

臀筋が非常に弱いから・・・

あなたの臀部に今必要なのは

ストレッチよりも筋トレ」

 

「でもこれ筋トレというには

あまりにも

ささやかな動きですよね?」

 

「Norizoさんの臀部の

筋肉は弱いから・・・」

 

えー待って待って待って

私スクワットとか

臀部の筋力を使う系の動き

結構普通に出来ますよ?

 

・・・いや、待てよ、

あれはもしかすると

臀部以外の筋力を使って

それらしい動きを

していただけかもしれない・・・

 

そんなわけで現在

真面目に臀筋リハビリに

取り組んでいます。

 

私は物心ついてからこっち

お尻は常にすらっと平らで

フラット・プレーンな形状を

誇ってきたのですが

・・・まさか若い頃から

ずっと臀筋が弱かった・・・?

 

 

大病の後には

なけなしの筋肉もなくなって

お尻が真っ平になっていた時も

あったしなあ・・・

 

あの時に比べたら

相当盛り返せては

いると思うものの・・・

 

頑張ります。

 

 

ちなみに私は『筋膜』とか

ちょっと怪しく感じてしまう

オールドタイプなんですけど

 

割と最近出て来た概念というか

腰痛とか肩コリと近年

結び付けられ始めた言葉ですよね

 

まあでも腰の痛みが取れるなら

なんでもいい、くらいの話です

 

しかし臀筋か・・・

 

お尻の筋肉に

自信のあるあなたも

臀部は平らなほうがいいと

お考えのアナタも

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オステオパシー施術3回目。

 

前回の施術についての記事はこちら

 

あ、目標は腰痛改善です。

 

この3回目の施術はですね!

 

滅茶苦茶気持ちよかったんです!

 

なんかもう素直に

『超上手なマッサージ』。

 

ただこの時点で私は

腰だけではなく

膝や首にも違和感があり

「そこらも揉みこんで

いただけませんかね?」

 

「そこはまず腰、というか

お腹を治してからですね」

 

そう、私はこの先生に

結構腹部を揉まれているんです。

 

今までかかったことのある

指圧や整体の先生は

あまりお腹は

触らなかったように

記憶しているのですが、

触ってもこうそれは

『便秘改善』が目標というか

腸の流れに沿って

ぐぐっと圧をかけていく

感じだったように思うのですが、

こちらのオステオパシーの先生は

私が横向きに寝ますよね、

その姿勢で私の内腹斜筋か

腹横筋の奥、脇腹を掴んだ時に

指が当たる位置のさらに奥を

時間をかけて刺激してくる。

 

先生の見立ては

私の今回の腰痛は

わが古傷である

腹部縦30センチの手術痕の

裏側で癒着が起きつつあり

そこに周辺の組織が巻き込まれ

本来の位置からずれていき、

結果、背中側の腰に

負荷がかかり痛みを

発生させている、というもの。

 

だからまずは傷口裏の

癒着箇所を『ほぐす』ことに

専心したいということなんです。

 

ともあれ時間いっぱい

お腹と背中とお尻を揉まれ、

しかし腰の痛みはまだ残る、

ああでもマッサージとしては

本当に極上であったから

次回もこの流れで

問題ないです、と思っていたら

「じゃあ次回は理学療法士の

施術を受けてください」

 

あ、ハイ。

 

それでまあ

理学療法士さんの

予約を取って家に帰って

あまりに眠気が強いため

2時間くらい昼寝をし

でも昼寝から起きても

翌朝起きても

腰の痛みは変わらない。

 

しかし!

 

翌々日あたりから

どうもじわじわと

「あれ・・・?痛み、

軽くなっている・・・?」

みたいな感じが・・・

 

いやしかしこれは

気のせいかもしれない!

 

でもつい気が緩んで

犬と遊んでいる時に

変な体勢を取って

腰からパキッと嫌な音が。

 

 

しかしこの『パキッ』は

すぐに患部を冷やすことで

事なきを得ました。

 

そんなわけでじんわりと

痛みが軽減した状態で

私は理学療法の

先生に会ったのです。

 

続く。

 

 

つまり気が緩む程度には

痛みが軽くなっていた

ということです

 

ただ朝起きぬけはまだ

洗面台に屈みこめない

 

ちなみに先生の見立て

(原因は腹部の癒着)は

私の中で信じる気持ち半分

懐疑的な気持ち半分です

 

疑り深くてすみません

 

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佐野海舟選手は

2023年に22歳で

日本代表に選出、

同年に代表戦出場を果たした

才能あるサッカー選手です。

 

ポジションはMF

(ミッドフィルダー)。

 

2024年7月3日、

鹿島アントラーズから

ドイツのブンデスリーガ

(欧州五大リーグのひとつ)の

『1.FSVマインツ05』への

移籍が発表され、まさに

将来を嘱望された選手でした。

 

しかしこの朗報の直後、

7月17日に佐野選手は

不同意性交容疑で逮捕されました。

 

知人男性二人と共謀し

ホテルで女性に性的暴行を

加えた疑いで勾留、その後釈放。

 

釈放後、佐野選手は

所属事務所を通じて

「この度は、私の行動によって

被害者の方に多大なご迷惑を

かけてしまった事を

心よりお詫び申し上げます」と

コメントを発表しました。

 

7月31日、マインツは

「東京の検察庁は、

(佐野選手に関する)捜査を

終了した」として佐野選手の

チームへの合流を宣言、

言葉通り佐野選手は

8月1日から

マインツのキャンプに参加。

 

8月8日、東京地検は

佐野選手を不起訴処分としました。

理由は明らかになっていません。

 

佐野選手はその後マインツで

飛ぶ鳥を落とす勢いの大活躍。

 

その見事な健闘を受け

このたび日本代表に復帰、

めでたしめでたし・・・と言って

いい話なのでしょうかこれは。

 

「相手に謝罪し、

話し合いが済んでいる」

「本人が深く反省している」

「不起訴処分となり

刑事事件としては

責任を問われていない」、

以上3点の理由から

選出には問題なしとのこと。

 

確かに佐野選手は

逮捕から一貫して

自身の行動について

反省・謝罪の弁を述べています。

 

不起訴処分にもなっています。

 

ただ・・・

 

ただ、あの逮捕があった時点で

もしも佐野選手のマインツへの

移籍が確定していなかったら

マインツはオファーを

取り消していた可能性が高い。

 

アントラーズも佐野選手を

次のシーズンで試合には

出さなかったと思う。

 

そうなっていたら佐野選手は

自身の能力を

発揮する機会が得られず

今回の代表選出も

なかったと推察される。

 

そういう意味で佐野選手は

ものすごい強運の持ち主。

 

しかし1対3の

不同意性交疑惑で逮捕され

不起訴になったとはいえ

『相手への謝罪』をした

(つまり謝罪が必要とされる

行為をしたと推察される)選手に

代表という活躍の場を

逮捕から1年もしないうちに

与える、というのは、これは

JFA(日本サッカー協会)は

胸を張れる決定なのでしょうか。

 

佐野選手の逮捕直後

(2024年7月18日)に

開催された理事会で

JFAの宮本会長は

佐野選手の件に触れ

「サッカー界はすべての人に

リスペクトをもって

接することにしている」と

発言しています。

 

つまりこれが日本サッカー界の

『リスペクト』の表現?

 

悪いことをした人間が

反省・贖罪をしたならば

それを受け入れるべき、という

社会理念はわかります。

 

逮捕以降の1年間の

佐野選手は本当にすごかった、

マインツ移籍一年目にして

走行距離・インターセプト・

スプリント数などで

リーグトップを記録、

充実した身体能力を

これでもかと発揮し

見事な成績を収め

その成果を称賛され認められ

国の代表にまで選ばれた。

 

これは『贖罪』なのか?

 

佐野選手が謝罪した先の女性、

1対3で不同意に性交をされ

直後に警察を呼ぶという経験を

した・させられた女性は

その後の1年間、

佐野選手と同じくらい

メンタル・フィジカル万全で

能力を発揮し存分に活躍できて、

その仕事ぶりを周囲に

認められていただろうか?

 

日本代表の森保監督曰く

佐野選手は「ミスを

犯した選手」だそうです。

 

チームの一員を

家族として

考えているそうです。

 

・・・昔の映画で

マフィアの親分が

いいそうなセリフでは

ございませぬか?

 

そんなこんなで素直に

佐野選手の招集を

喜べなかった私ですが、

自国代表を

擁護したい気持ちもあって

今回の件をかなり

佐野選手側に肩入れしながら

夫(英国人)に説明したところ

「へえ、日本サッカー協会は

性加害者に優しいんですねえ!」

 

「いや君、加害者と断定しては。

不起訴である以上我々は

『佐野選手が相手に謝罪した』

という結果しか知らないわけだし」

 

「佐野選手はあの選手とは

違うんですよね、

女性二人に対する不同意性交で

起訴されて、その女性二人を

起訴し返した選手とは・・・」

 

それは伊藤純也選手な、

そう、その選手とは違う」

 

「佐野選手は『逮捕は不当』とか

『事実無根』とかは

主張しなかったんですよね?」

 

「しなかった、しなかった、が、

これはある意味己の非を認めた

潔い態度とも言えて・・・」

 

「日本のサッカー選手は今後

この事例に学ぶんでしょうね、

不同意性交をしても

とにかく不起訴に持ち込んで

海外移籍して口数少なく

神妙な顔をしておけば1年で

代表に復帰させてもらえる、と」

 

「いや君、すべての選手が

この戦術をとれるわけじゃないぜ、

これは佐野選手が

サッカー選手として

たぐいまれに優秀だからこそ

できた離れ業で」

 

「つまりサッカーが上手なら

何をしても許される、という

理念を日本サッカー協会は

示したんですね。

僕は自分がフットボールに

興味がないから思うんですけど、

フットボールファンって本当に

『上手な選手』に甘いですよね。

あ、僕は日本だけを

評しているんじゃないですよ、

フットボールファンって

そういう感じですよね」

 

・・・。

 

ところで夫と話していて

気づいたんですが、

今回の件、私は佐野選手ではなく

その周辺の日本サッカー関係者と

報道陣に口惜しさを

感じているみたいなんですよ。

 

だいたいね!

 

佐野選手にしてみたら

あそこでマインツ移籍を蹴ったり

ここで日本代表選出を辞退したり

出来ない立場ともいえるでしょ?

 

マインツ移籍の際に

マインツのサポーターからは

非難の声も出ていたんです、

でもマインツ首脳陣はそれを

「(日本側の)検察による

捜査は終了した」

「当局による法的決断は決定的」

「これ以上何か言うつもりなら

それは誹謗中傷・虚偽の非難だ、

こっちは法的措置を取るぞコラ」

(注:意訳です)とあしらった。

 

(それにしても不起訴決定前に

何故マインツは佐野選手の

チーム合流を決定できたのか)

 

(陰謀論者の血が騒ぎますが

今回はあんまりそういう

ふざけ方をしたくない)

 

被害者女性はどうして

勇気をもってこの件を起訴に

持ち込んでくれなかったか、と

言いたい人もいるかもしれません、

でもさあ、検察の検事正が

部下を泥酔させて性交して

謝罪の手紙を書いておきながら

無罪を主張するような国

性加害を刑事事件化するのって

たぶん我々の想像以上に

大変なことじゃないですか。

 

まあ『刑事裁判で有罪が

確定するまでは無罪』という

話もわかる、わかるんです、

でもじゃあこの佐野選手と

中居正広元SMAPメンバー

問題の取り扱われ方の差異は

いったいどこにあるのか?

 

中居元メンバーだって

刑事事件で有罪には

なっていないじゃないですか。

 

問題発覚後、佐野選手は

異国の地で大活躍、

一方中居元メンバーは

すべての仕事を失っている。

 

フジテレビから

広告を引き上げたスポンサーは

何故JFAに対応を求めないのか?

 

フジテレビを叩きに叩いた

報道関係者は今どこにいるのか?

 

・・・私も

フットボールファンの末席に

位置するからわかるんです、

W杯では自国代表がより多く

勝ち星を挙げたほうがいい、

報道も盛り上がる、

経済的な利益をもたらされる、

ファンは長く楽しめる・・・!

 

佐野選手がいるといないでは

多分「いたほう」が

代表の勝率は上がる。

 

そう、夫は正しい、

「フットボールファンは

『上手な選手』には甘い」・・・!

 

というか本当に

メディアは何をしているのか。

 

賭けてもいいんですけど

次のW杯開催前には

BBCあたりが

『各国代表と性加害問題』を

特集報道してくると思う、

スペイン代表監督は

女子選手に

接吻したことで辞任しました、

韓国のFWは性行為違法撮影で

代表未復帰となりました、

そして日本のMFは

集団性的暴行疑惑で

逮捕され謝罪しました、

しかし刑事事件には

ならなかったので

溌剌とした活躍を見せています!

 

・・・そんな報道が出たら

代表とスポンサーのイメージは

国際的に台無しになる

思いませんか。

 

いいんですか

日本代表を応援する

日本を代表する企業の

皆様はそれで。

 

私としてはそういう

恥ずかしい形で

問題が蒸し返される前に

NHKとか読売新聞あたりに

「佐野選手復帰、

何故問題ないのか

(中居正広問題と比較して)」

みたいな検証報道をして欲しい。

 

「問題ない」理由を知りたい。

 

それでないと私は

自国代表を

応援しかねてしまう・・・!

 

だからさ!

不起訴は不起訴なの!

佐野選手がある意味

被害者かもしれない

可能性だってゼロじゃないの!

不起訴に文句をつけるのは

それこそ法治国家の国民としての

自覚が足りないのと違いますか?

という方は、じゃあ

中居元メンバーの現状に

疑問の声を出しているのか、

性犯罪を繰り返しながら

そのたび多額の示談金を支払い

起訴を免れて来た元慶大生

問題はないとするのか、

性的暴行容疑で逮捕されながら

不起訴処分となった

移民男性のことを支援するのか。

 

芸能人や移民と佐野選手は

一緒に出来ないでしょ、と

思ってしまったそこのアナタ、

それは何故、佐野選手が

『サッカーが上手い』から?

 

結局我々は己の娯楽のために

被害者の存在を忘れ

なんなら自分の中に生じた

罪悪感から目をそらすために

「被害者側にも

問題があったのでは」

「被害者側にこそ

問題があったのでは」

「被害者が悪いのでは」と

認識を捻じ曲げていく。

 

マスコミの皆様だってアレじゃろ、

迂闊に佐野選手やJFAを非難して

「じゃあおたくの媒体からの

取材は一切拒否します」と

日本代表広報に言われたり

「ねえ、うちは代表の

スポンサーでもあるんだけど、

うちの支援方針に不満があるなら

おたくの媒体に出している

広告を取り下げるよ」と

広告主である大企業様に

言われたりするのが怖いんじゃろ?

 

ジャニーズの時と同じ構図、

問題があるのはわかっているけど

それを指摘すると所属タレントが

自分のところのメディアに

出てくれなくなっちゃうし、

滅多なことをいうと広告主から

文句が来ちゃうから見て見ぬフリ。

 

それでスポンサーはスポンサーで

下手な『おり方』をすると

それこそサッカーファンから

不買運動を起こされたり

ライバル企業に立場を

とってかわられたりの目に合う、

そんな危ない橋は渡りたくない。

 

こう考えると『NYタイムズ』は

よくワインスタイン氏を

一社で告発したよなあ・・・

 

そんなわけで

佐野選手の代表復帰、

私は佐野選手個人ではなく

その周辺に苛立っている模様です。

 

特に報道。

 

ネット上の報道を

見る限りなんですけど

代表復帰会見をもって

『みそぎを終え』とか

『【不同意性交疑惑】

乗り越え』とか・・・

 

『乗り越え』って何、

佐野選手は被害者?

 

美談扱い?

 

でもあれですよね、

全体的に現在の報道は

あの事件を

『過去のこと』として

もう触れまいと

決意した論調ですよね。

 

(『Number』なんかは

代表復帰前から

佐野選手の活躍を

手放しに賛美していた印象

 

いじわるな見方をすれば

佐野選手はなぜもっと早く、

マインツ移籍前に会見を

開かなかったのかという話で、

某ショーン・コムズは

元恋人に暴行で訴えられ

大金を積んで示談に持ち込みつつ

「示談にはしましたけど

それは彼女の訴えを

認めたわけじゃ

ありませんから」って

ずっと言っていて、

それが後日証拠のビデオが

流出しちゃって、それでも

コムズはだんまりで、

地元の検察が「このビデオに

映っている暴行場面は

残念ながら時効です」と

明言してやっと

謝罪動画を公開したのですが
・・・やっぱりあれですか、

代表に呼ばれるまでは

危ない橋は渡りたく

なかったとかそういう・・・?

 

選手のことを家族の一員と

考えるならそれでいい。

 

でももしも

その一員が事件を起こしたら

事件の被害者には

誠心誠意対応するのが

良識ある他の家族の

役目ではないのか。

 

佐野選手を今回代表に

呼ぶべきではなかった。

 

私はそう思うのです。

 

 

走れて当たれて本番に強いMF、

私は個人的には大好きです

 

佐野選手が徹頭徹尾

謝罪の姿勢を

示し続けているのも

私は評価している・・・というか

正しい対応だと思います

 

ただそれでも今回の選出は・・・

 

選出した側がもっと丁寧に

経緯と選出理由を

説明するとか、

一部の人が信じるように

佐野選手の当夜の行動に

問題がなかったなら

それを明言するとか、

代表監督が『家族』として

被害者とされる女性に

謝罪をするとか、

女性から手紙を預かって

それを代読するとか、

そういうことがあったら

私も受け入れられた・・・

のではないかと思います

 

マインツも森保監督も

決定前に「佐野選手と話した」と

言っていますけど、それは

いじめ問題でよく出る

「加害者側の一方的な説明を

鵜呑みにし」とどう違うのか

 

日本代表が国際試合で

なかなか勝てない時代から

それでも「サッカーでは

自国代表を応援すべき」の精神で

4年に1度は必ず

青色のユニフォームに

声援を送ってきた私ですが

こんな理由で

「自国代表を応援します」と

胸を張って

言えない日がくるとは

想像もしておりませんでした

 

今回の記事、やたら長いし

日本代表の勝利を

最優先事項とする

サッカーファンからは

「うるせえ黙れ」と

言われること確実だろうし

下手をしたら『被害者』に

「こんな風に過去を

蒸し返されたくない」と

思われてしまう

内容かもしれません

 

でも今これを書いておかないと

私も性加害に関して

見て見ぬフリをする側の

人間になってしまう

 

次の世代(特に

フットボールファン)に対して

言い訳・面目が

立たなくなってしまう

 

佐野選手を

批判したいのではない

 

JFAとメディアと

この問題を忘れようとする

日本代表サポーターに

「それでいいんですか」と

お尋ねしたいのでございます

 

読んでいただき

ありがとうございました

 


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腰痛改善を目的に

オステオパシー

通っているこの春の私。

 

1回目の施術では

奇跡は起きず。

 

でも施術師さんに

「5回通ってください」

と言われたので

まあ乗り掛かった舟、

毒食えば皿まで、の精神で

翌週もまた施術院に行きました。

 

「さて、前回の施術から

その後いかがですか?」

 

「あの・・・正直、

何も変わっていない

感じなんですが・・・」

 

「ええ、最初に治療には

5回の通院が

必要と言いましたよね?

Norizoさんも同意しましたよね?」

 

まあそうなんですけど。

 

 

さて2回目の施術開始で

先生はまず私の背骨の動きを見て

・・・うん、前屈の際は

まだまだしっかり腰が痛い。

 

施術台に上がって

まずは背中を揉まれた後で

「はい仰向けになって」

 

「ハイ」

 

でもこの仰向けになるのが

一苦労なんです、腰が痛くて!

 

でもなんとか背中を

台に着ける形に

落ち着いた私に先生は

「今から腰を上げてもらって、

背中に私の手をあてます。

何もしていないように

感じるかもしれませんが

ちゃんと治療をしていますから

安心してください」

 

「はあ」

 

「では腰を上げて」

 

で、腰を上げると

先生が私の背骨に沿って

手の平をくっつけるようにして

・・・ただそれだけ。

 

特にツボを押さえられた感も

何かを押されている感もなし。

 

本当にただ先生の指が

私の皮膚に触れているだけ。

 

・・・これはもしや

怪しい施術師に

出会ってしまった・・・?

 

まあそこからまた

うつぶせになって

お尻周りのツボなども

押しては貰えたのですが、

治療終わり、私は思わず

「あの、私はもっとこう

ポキポキポキっと

1回の施術で無理矢理

痛みを取ってくれるような

治療が好きなんですが」

 

「ええ、でも今回の場合は

5回の施術が必要と

最初に申し上げましたし

そちらも同意しましたよね?」

 

だからそうなんですけど。

 

 

不信感に近い気持ちとともに

治療室を出た私でしたが

ただ身体自体はその時点で

かなり怠く、強い眠気もあり・・・

 

つまりある種の効果というか

影響は存在している感じで。

 

でも翌朝になっても

腰の痛みは取れず、

うーんこれは

どうなんだろうな、と

首をひねって数日経過、

ふと気が付くと私は

椅子に真っすぐ座るのが

難しくなっていることに

気が付きました。

 

私は割と姿勢がいいほうなんですが

腰を伸ばした座位を維持できない、

腰のあたりの背骨が

なんかこう頼りなくなっている、

腹筋を使って

背中を伸ばそうとしても

腰の骨が反応してくれない

・・・先生これ大丈夫なの?

 

私、悪化していませんか?

と不安に駆られつつ

それでも真面目な私は

3回目の施術に向かったのでした。

 

続く。

 

 

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